ハイキング同好会2017年秋季活動レポート ハイキングTOPへ戻る

 ◆ 関東の陶芸の郷と紅葉の始まりを歩く(茨城県笠間市)
 ◆ 実施日 : 2017年 11月 21日(火)
 ◆ コース :         開催案内はこちら
   JR水戸線 笠間駅(集合)〜笠間駅前通り(20分)〜笠間稲荷
   拝観/菊花展散策(20分)〜ローカル市街地徒歩(30分)
   〜「茨城県陶芸美術館」見学(50分)〜館内付属レストラン
   昼食(50分)〜「やきもの通り」歩き(30分)
   〜春風万里荘入場 北大路魯山人諸々鑑賞/庭園散策(60分)
   〜帰路 笠間観光周遊バス〜友部駅 16時頃解散
 ◆ 参加者 : 50音順、敬称略
    石川(源)、石田(伸)、伊藤(洋)、木田(義)、
    金城(繁)小島(邦)、柴田(友)、須田(昭)  全8名  


JR水戸線 笠間駅の前で
◆ 今回は、茨城県のJR笠間駅に集合です。世話人ご推薦の交通手段を使って参加者の皆さんは定刻に全員集合しました。


◆ 前翌日の雨っぽさに比べ、この時のみ、朝早くから晴天、秋晴れのラシイ気象でした。
日ごろから、ハイキング同好会の世話人の唯一の仕事、と見得を切っていたことに今回も無事凌ぎを全うできたようです。
(世話人が晴らしたのではないが、過去15年の気象庁の発表に準拠しました。)
 

 
◆ 集合地の「笠間」は、駅規模は小型ながら、構内に観光案内所の事務所建物がしっかりと建てられ、印刷物も充分の準備がされています。全員8人揃って朝礼のはじまりとともに、現地のボランティアガイドさんらしき人が、どこからともなく現れ、それなりのアドバイスを下さったり、と、安心してスタートできました。


第一目標の笠間稲荷は、日本三大稲荷のひとつであるとか。昔の本社浜松隣町の豊川稲荷等と比べて、まさかの想いが有りました。20分ほどまっすぐ歩きの後、右手に折れ稲荷通りの商店街に入り込み、なるほど、との思いがジワジワ浸かってきました。お賽銭の価値も十分期待できそうな佇まいです。



◆ おりしも笠間市の町を挙げての菊祭。その本部展示場所である稲荷の門周辺や商店街、本宮の内庭など…。都内の公園等で開催されている菊花展でみる一株に大輪の花が一枝に一輪、全体で一株数十輪が5〜6m程につけられたこれ見よがしのものも良いが、ここのように一株ずつは意外控え目ながら、繊細な株鉢が商店街の通りやフロントは勿論、ショーウィンドーの外にもなかにも溢れており、見事なものでした。伊勢系株の繊細な細い多数の花弁で、通常見ることのない種も見事でした。
 


今回の最年少と最長老 ?

菊花で造られた御狐様

超接写


 
上り坂にあった焼き物の街らしい標識     芸術の森公園の看板(クリックで拡大)

 
県陶芸美術館へ入場しガイドさんの説明を聞く    ここで記念写真(クリックで拡大) 



次の「笠間工芸の丘」までは、今回の歩きの最長距離です。しかも坂の上へと延々と歩きがあり、結構ハイキングの雰囲気を楽しめた。と、思ったのは小生だけかな。
それぞれ年の開きの所為か、日ごろの生活ぶりの影響か、先頭と後尾の距離が最も開いた行程部でもありました。

丘の上の広い場所には、立杭タイプの登窯つくりの景や、試作場所を含めた練り場、土産もの作品の大展示場、他の作品チャレンジ場所もあります。が、まずは町の誇る県陶芸美術館です。おりしも、ハンガリーの名窯「ヘレンド展」を堪能できました。

他に常設展では、歴史的国内当地の名家4人の作品展など、思いの外の名陶器に触れ、楽しめました。

昼飯は、美術館内のレストランにて当地自慢の蕎麦。価格もさることながら旨いものはうまい、と皆変な納得をしたと思う。
 



 
 春風万里荘入口の看板(クリックで拡大)  日本間の障子を開けて庭を眺めるとお見事

◆ 丘を離れて、次は紅葉の庭花盛りの、春風万里荘(北大路魯山人宅跡)へ向かう。途上、丘の麓では如何にもといった感じだが、今風の窯で煙突は多くはみえないものの、陶芸専門の大学校をすぎ、陶芸街道では道の両脇にそれなりの規模の窯元も含め、通いや弟子宅の居場所らしい部分の雰囲気も見ながら歩を進める。

春風万里荘の庭は今が紅葉の盛り頃からか、外国人も含め見学者が多い場所となった。魯山人の、東京から引き上げ後の生活ぶりは、見て初めは意外と質素かなと思ったが、当時のこの地域の生活ぶりとしては、豪邸でゆとりの生活だったようだ。

◆疲れの所為ではないが、予定外に、ここから友部駅へ路線バスの活用にした。既に徒歩で、皆とJRの向きが異なるため帰りの徒に就いた方もおられ、予定時間通りの一日となった。
    世話人 伊藤洋之(記)
 
和室が東西に長く続いている       お屋敷の北に茶室、ここにも見事なお庭が…
 
 




笠間は初めてでしたが、笠間稲荷の菊祭りは実に見事で、焼き物の街の雰囲気も味わえました。朝は少し肌寒かったが、歩くうちに暑くなりジャンパーや上着を脱いで2万歩弱のハイキングを楽しめました。
世話人の皆さん、参加された皆さん、有難うございました。(す)
 左から 後列  石川   小島   柴田   伊藤     魯山人のすまいの前で
 (敬称略) 前列   木田   石田   金城   須田
    

  本ページ TOPへ   ハイキングのトップへ       撮影:伊藤、須田 2017年 12月 編集:須田